DEOFACTORってそもそもなに?
DEOFACTORは天然の鉄、カリウム、チタン、ゼオライトなどを主成分とする高濃度ミネラルの液剤です。
無色無臭の透明な液剤のため、生地に含浸加工することや、スプレーガンを用いてさまざまな対象物に吹付施工することが可能です。
DEOFACTORは加工や施工することで、表面にミネラル成分が付着します。そのミネラル成分が空気の酸素と水と反応することで、OHラジカルと呼ばれる分子が生成されます。OHラジカルの酸化還元反応によって、ウイルスや細菌、ニオイ、カビなどさまざまな有害物質を減少させます。反応後は酸素と水に還元され、次のOHラジカルの原料となります。この循環する一連の反応により、空気さえあれば絶え間なく浄化し続けてくれます。
具体的なウイルスや細菌の名前を挙げればきりがないので、エビデンスページをぜひご参照ください。DEOFACTORの優れた効果を認めていただき、繊維業界を飛び出し、建屋、車両、船舶などさまざまな業界で採用いただいています。もちろん性能だけに注目されたのではなく、確かな安全性も評価していただきました。
飲み込んでも問題ない、遺伝子への影響がない、皮膚への安全性や刺激性、アレルギー性がないことを試験機関で確認しています。また、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドを含む13種類のVOC(揮発性有機化合物)と13種類以外の物質を含めたVOCであるTVOC(総揮発性有機化合物)が含まれていないことも確認済みです。
DEOFACTORはどんなところで採用されているか教えて
DEOFACTORは高橋練染(現 タカレン)が繊維製品におけるニオイの原因菌を突き詰める過程で開発した技術です。
消臭や防臭から始まった機能は、抗菌、制菌、抗ウイルス、抗かび、防汚、抗アレル物質など、時代の変化やお客様の要望に応える中、進化を続けてきました。
アパレルやユニフォーム、椅子やソファーの張地などインテリア向けのファブリック素材、寝装寝具、カーテン、カーペットなど、糸へんの付くさまざな繊維製品での採用実績があります。
また、生地加工だけにとどまらずに、DEOFACTORの液剤そのものを吹付施工するビジネスを2019年から展開しています。室内などの建屋からスタートしましたが、車両や船舶、室内緑化のフェイクグリーン、生地加工では難しかった着物や畳などでも展開しています。吹付が可能な対象物であれば、何でも施工できるのがDEOFACTORの魅力の一つです。今後もご要望に応じて、無限に広がっていく可能性があります。
感染対策はいつまで必要?
2023年5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類感染症」に移行しました。基本的には季節性インフルエンザなどの他の感染症と同様のあつかいとなっていますが、感染対策の実施については、個人・事業者の判断が基本となっています。そのため、感染対策として衛生施工が必要と判断されるのであれば、施工されることを推奨します。
DEOFACTORはウイルス、細菌、カビなどさまざまな有害物質を減少させる効果以外に、花粉やダニに含まれるアレル物質の活動抑制効果も確認できています。
また、DEOFACTORを施工することで、帯電性が低くなるため、静電気防止効果があり、壁や家具などにホコリや花粉が付きにくくなり、お掃除の手間を軽減するメリットもあります。施工前と施工後とは、「ニオイが全くしない」といった感想も頂いていますので、「衛生」だけにとらわれずに、さまざまなメリットのあるDEOFACTOR施工を検討頂くのはいかがでしょうか。
DEOFACTORはどうやって加工するの?
DEOFACTORには大きく分けて生地加工と吹付施工に2種類の加工方法があります。
●生地加工方法について
未加工生地にDEOFACTOR加工液を含侵させます。専用のゴムロールで生地を挟みながら余分な液剤を絞り、なおかつ生地に液剤を均一に浸透させます。設備よって中間乾燥などの工程を経て、150℃以上の温度で乾燥させることで、DEOFACTORを生地に定着させます。
十分に熱処理が施された生地は、洗濯を繰り返してもDEOFACTORの効果が持続します。
●吹付施工方法について
生地加工のように含浸加工ができない場合は全て吹付施工になります。DEOFACTORは無色無臭の透明な液剤のため、施工面を変色させる心配はございません。建屋や車両、船舶、室内緑化のフェイクグリーン、着物、畳など吹付可能であれば全て対象になります。スプレーガンを使用して、専門の講習と技術訓練を受けたスタッフが丁寧に施工します。
仕上りは目に見えるものではございませんので、「DEOFACTOR施工済」のステッカーや証明書などを用意しています。
また、必要に応じて専用の機器で施工前と施工後の清浄度を検査し、ご依頼主様に数値として報告しています。
EOFACTORってどれくらい効果が続くの?
DEOFACTORの耐久性については、さまざまな試験機関でのテストで確認しています。
生地加工の場合、DEOFACTORは機能性繊維製品の証しであるSEKマークを取得していますので、SEKマークが定める洗濯方法に従って耐久性を確認しています。
衣類や寝装品、インテリア製品、雑貨などそれぞれ3回、5回、10回など指定の洗濯回数が定められており、とりわけ、医療・介護向けの製品に対しては洗濯50回の厳しい基準が設定されています。もちろんDEOFACTORは洗濯50回の試験も合格しています。
また、自社試験にはなりますが、洗濯100回の試験でも効果が持続していることも確認済みです。
吹付施工のDEOFACTOR CASA、DEOFACTOR MOBI、DEOFACTOR MARINEなどにおいては、目安として耐用年数を3年と案内させていただいています。一度、施工すればDEOFACTORに含まれるミネラル成分が施工面に定着します。
オフィスや自動車、さまざまな施設での施工実績があるDEOFACTORですが、1年点検の実地検証でも効果が持続していることを確認済みです。
また、バイオメディカルサイエンス研究会にて「アレニウスの式」に基づく10年相当の熱加速性処理後も、抗ウイルス効果が持続することを確認することができました。しかしながら、この試験については実際の使用環境とは異なりますので、総合的に判断して3年を目安に設定いたしました。
24時間、365日ってホント?
DEOFACTORは空気中の酸素と水に反応することで「OHラジカル」を生成し、ウイルス、細菌、カビなどの有害物質を99%以上減少させます。日光や照明などの光エネルギーを必要としないため、昼夜を問わず、24時間効果を発揮し続けます。
実際にDEOFACTORを施工した施設において、1年点検の実施検証したところ、効果が持続していることを確認することができました。
また、耐久性を確認するため、高温であればあるほど、劣化のスピードが早くなるという考え方の「アレニウスの式」に基づき、10年相当の熱加速性処理後も抗ウイルス効果が持続していることがわかりました。
DEOFACTORは空気中の酸素と水があれば、24時間、365日、黙々と反応を続けます。
金属アレルギーですが、大丈夫?
パッチテスト(皮膚貼付試験)を実施し、被験者全員に皮膚反応が認められなかったため、ご安心してご使用いただけます。
金属アレルギーとは金属に対してアレルギー反応が起こり、皮膚や粘膜に炎症を起こす病気です。一般的に原因となる金属は、ニッケルやクロム、コバルトなどが挙げられますが、DEOFACTORの成分は鉄、カリウム、アルミニウム、チタン、ゼオライトなどになりますので、それらの金属は含まれていません。
DEOFACTORは機能性繊維の製品認証マークであるSEKマークと繊維以外の機能性加工製品の認証マークであるSIAAマークを取得しています。いずれのマークも厳しい安全性の基準をクリアすることが必須条件ですので、パッチテスト以外にも、単回経口投与毒性試験や復帰突然変異試験、皮膚刺激性試験、皮膚感作性試験を実施し、安全性を確認済みです。
除菌剤・光触媒コーティングとの違いは?
DEOFACTORは空気中に含まれる酸素や水分と反応することで、ウイルス、細菌、カビなどの有害物質を減少させる効果を発揮します。また、効果も長期間持続しますので、除菌剤や光触媒コーティングとは全くの別物になります。
●除菌剤について
アルコール製剤(エタノール)や次亜塩素酸水などの除菌剤は、細菌やウイルスのタンパク質や脂質を変性させる効果があります。
(一部のウイルスには効きづらいケースもあります。次亜塩素酸ナトリウムはウイルスの種類を問わず効果を発揮します。)
使用直後は高い効果を発揮しますが、薬剤が蒸発してしまうと効果はなくなってしまいます。そのため持続力はございませんので、定期的に除菌する必要があります。
●光触媒コーティング
太陽光や蛍光灯、電球などの照明の光をエネルギーとして、抗ウイルスや抗菌効果を発揮します。夜間や光の届きにくい環境などでは効果が非常に弱くなってしまいます。また、光触媒コーディングは効果を発揮するために紫外線を必要としていますが、近年の住宅ではUVカットガラスを採用されるケースがほとんどであり、室内に紫外線がほとんど到達しないため、効果を発揮することが難しい状況と言えます。DEOFACTORの効果は3年持続し、空気さえあれば昼夜を問わず、24時間、365日効果を発揮し続けます。
消臭剤や脱臭剤とはどう違うの?
DEOFACTORは成分の天然ミネラルが空気中の酸素と水分と反応し、OHラジカルと呼ばれる分子を生成します。OHラジカルの酸化還元反応によって、ニオイやウイルス、細菌、カビ、アレル物質などの有害物質を減少させます。消臭剤や脱臭剤のように高い即効性はございませんが、空気さえあれば24時間、365日黙々と効果を発揮し続けます。
一般的に消臭や脱臭のメカニズムには大きく分けて以下の4つの方法があります。
●化学的消臭法
消臭成分と悪臭成分が化学反応し、無臭成分に変化させる方法です。特定の悪臭成分を狙って消臭することが可能です。無臭成分に変化しているため、悪臭成分の再放出が起こりにくいです。デメリットとしては化学反応することで消臭されますが、同時に消臭剤そのものが消費されるため、即効性はあるものの持続性はあまりないです。また、一つの消臭剤で複数の悪臭成分に対して効果を発揮することが難しい。
●物理的消臭法
悪臭成分を炭のように吸着して消臭する方法です。一つの消臭剤で複数の悪臭成分に対して効果を発揮しやすいです。しかしながら、消臭剤が悪臭成分を吸着しているだけのため、消臭容量の限界を超えると効果を発揮しません。また、悪臭成分を化学変化させている訳ではないので、悪臭成分を再放出が起こりやすいです。
●生物的消臭法
生ゴミ臭、トイレ臭、体臭など、細菌が代謝・分解することで発生するニオイを、細菌の増殖を抑制することで防臭する方法です。除菌など清潔な状態を保つことや抗菌性のある香料などによって細菌の増殖を抑制します。
●感覚的消臭法
強い良い香りで悪臭をごまかしてしまうマスキングという方法と悪臭を良い香りの一部として取り込むペアリングという方法があります。市販されている芳香剤の多くはこの感覚的消臭法の技術です。しかしながら、根本的な消臭ではなく、人によっては苦手と感じる場合もあります。
個人のお客様の感想ですが、DEOFACTORを自家用車に施工させて頂いた方から「気になっていた生活臭やペットのニオイがしなくなった」などとコメントを頂いています。抗ウイルスや抗菌などの効果はなかなか体験することが難しいですが、今まで気になっていたニオイがなくなる消臭はわかりやすくDEOFACTORの効果を体験できる要素かもしれません。
個人でDEOFACTORを購入することはできるの?
たいへん申し訳ございませんが、個人のお客様にDEOFACTORを販売しておりません。
建屋や車両、船舶などさまざま分野でDEOFACTORの施工実績がございますが、いずれも専門の講習と技術訓練を受けたスタッフが施工しています。また、生地加工においても特殊な機械を使用して加工しています。
加工、施工できないものってあるの?
生地加工、吹付施工のいずれにおいてもできない場合があります。
●生地加工の場合
DEOFACTOR加工液を生地に含浸させますので、防水性生地や撥水性生地には不向きです。ウールや羽毛などの動物性繊維には油分を含んでおり、天然の撥水効果があります。
また、素材との相性によってDEOFACTORの効果を十分に発揮できない場合もありますので、担当のスタッフにお問い合わせください。
●吹付施工の場合
空気さえあればDEOFACTORは効果を発揮し続けますので、施工できる場所は選びません。しかしながら、無色透明、無臭の液剤であるDEOFACTORをスプレーガンで吹付施工するため、パソコンやテレビなどの家電や精密機器、書類や書籍、絵画などの美術品は他の場所に移動して頂いてからの施工になります。移動が難しい場合は厳重に養生してからの施工となります。移動や養生が必要なものについては、事前調査をしっかりと行い、施工前に報告、準備させて頂きます。また、変色の恐れのある革製品や水分に弱い障子やふすまなども施工は可能ですので、ご依頼主様の相談の上、対応させて頂きます。DEOFACTORは光を必要としないので、普段は暗所になるクローゼットや押し入れ、ロッカー、下駄箱などにも有効です。
DEOFACTOR施工後のメンテナンスは?
EOFACTORの施工は、高濃度天然ミネラル成分(無色透明の液剤)を微粒子にして吹付塗布しています。
施主様ご自身でメンテナンスをされる場合、通常の汚れはやわらかい布やウェスなどで乾拭きするか、水を含ませかたく絞り施工面をやさしく拭き上げてください。
その際、メラミンスポンジや研磨剤入りの洗剤、酸性・強アルカリ性洗剤を使用すると、ミネラル成分が剥がれてしまい、効果が無くなる可能性があります。それらのご使用はお控えください。
一度塗布したミネラル成分は、水や酸素に反応し、効果が長く持続します。熱加速処理による「10年相当の効果持続」のエビデンスも得ていますが、物理的にミネラル成分を剥がすことや、施工面の劣化、日常生活による摩擦等により、効果が持続する期間は変わってきます。
必要と思われる場合は、有償にはなりますが効果の測定を行い、追加施工をご依頼いただくことも可能です。
DEOFACTOR加工製品のメンテナンスは?
衣類・寝具・カーテン等、DEOFACTOR加工を施した製品のメンテナンスはそれぞれの洗濯表示に従い、通常通りに行ってください。
DEOFACTORは(一社)繊維評価技術協議会が認証を行っている機能性繊維の製品認証マークであるSEKマークを取得しています。SEKマークを取得するためには使用する加工剤のさまざまな安全性の評価に加え、洗濯耐久性も非常に重要な項目となっています。耐洗濯性とは、繊維製品の機能性(抗ウイルスや抗菌など)が洗濯しても保持される性能のことです。製品の種類ごとに定められた回数の洗濯処理を行い、その性能が保持されているか機能性試験を実施することで確認しています。DEOFACTORは安全性も耐洗濯性も基準をクリアいているため、SEKマークの認証を取得することができました。
また、自社試験において、洗濯を100回繰り返しても抗ウイルス性が持続しているエビデンスを取得しています。
ミネラル酸素触媒とは?
KOKORO CARE が独自に命名した「ミネラル成分によって酸化還元反応を促進する物質」のことです。
※触媒とは「特定の化学反応の反応速度を速める物質」のことです。
DEOFACTORは無色透明で無臭の液剤で、高濃度の天然ミネラル成分(鉄・カリウム・アルミニウム・チタン・ゼオライトなど)を主成分としています。
空気中に含まれる酸素や水分とミネラル成分によって、酸化還元反応がおこり細菌やウイルスなど有害物質の減少を促進させます。
DEOFACTORのメリットは?
DEOFACTORには様々な効果があります。それらの複合効果により、優れた性能を発揮し、一度の施工で長く持続するのがメリットと言えるでしょう。
抗ウイルス効果 ——— 新型コロナウイルス(SARS -Cov-2)・インフルエンザウイルス・ネコカリシウイルス・ヒトコロナウイルス
抗アレル効果 ——— ダニアレル物質・スギ花粉アレル物質
抗カビ効果 ——— クロカビ・白癬菌・クロコウジカビ・アオカビ
消臭効果 ——— アンモニア・酢酸・ホルムアルデヒド・インドール・トリメチルアミン・ピリジン
抗菌効果 ——— 黄色ぶどう球菌・MRSA・肺炎かん菌・モラクセラ菌・緑膿菌・大腸菌
など、主な効果についてのエビデンスは、こちらをご参照ください。